リスクを減らしたいなら債券投資がおすすめ!種類やメリット・デメリットを解説

「株のように、リスクが高いものはやりたくない」と思い、使い道の決まっていないお金を、定期預金・普通預金に入れっぱなしにしていませんか?

資産運用初心者は「投資」と聞くと、株式や不動産を思い浮かべる人が多いでしょう。しかし、投資にはそれ以外にも多くの種類があり、リスクの大きさもそれぞれ違います。

もし、「なるべくリスクを抑えたい」と思っているのであれば、「債券投資」がオススメです。債券投資は、株や不動産と比較して値動きが少ないため、安定した運用をすることができます。

ただ、ひとくくりに債券投資と言っても、国債・社債・投資信託など、種類はさまざま。そこからさらに自分に向いているものを選ぶ必要があります。

そこで今回は、債券投資のしくみ・メリット・デメリット・種類などについて、初心者でも理解できるように分かりやすい言葉で解説していきます。

今後の生活を豊かにするためにも、ぜひ自分に合った資産運用をはじめてみましょう!

債券投資とは?

「債券」のしくみや、債券投資のメリット・デメリットを解説していきます。

「債券」って何?

「債券」を簡単に説明すると、国・地方公共団体・企業などが、活動に必要なお金を集めるために発行するもののこと。

債券を買うと、あらかじめ決められた金利ぶんの利息を、一定期間もらうことができ、償還日になると、支払った金額が全額戻ってくるしくみです。

「償還日」とは、債券を持つことができる最終期日のこと。金利や償還日は、債券を買う前に知ることができます。

債券投資のメリット

債券投資をする主なメリットは以下の3つ。それぞれ詳しく説明していきます。

  1. 低いリスクで運用できる
  2. お金の管理がしやすい
  3. 途中売却による運用益も狙える

低いリスクで運用できる

債券は上記で説明したように、お金が戻ってくるしくみがあるため、債券を持っているだけで利息収入を得ることができます。

お金を集めるという点では、「株式」も同じようなしくみですが、株式には債券のような特徴がありません。そのため、株式と比較して債券は安定した運用ができるのです。

お金の管理がしやすい

債券は、期間があらかじめ決まっているので「いつお金が戻ってくるのか」が買う前に分かります。

中には変動金利タイプのものもありますが、固定金利であれば「いくら利息がもらえるのか」も分かるため、お金の管理をしやすいところが魅力です。

途中売却による運用益も狙える

債券は償還日前に売却することも可能です。(個人向け国債などは不可)

もし自分の持っている債券が、買った当初よりも高い金額で売買されていたら、売却することで利益を出せる可能性があります。

ただ、途中の売却にはリスクが伴い、「元本割れ」してしまう場合もあるので注意が必要です。「元本割れ」とは、支払った金額よりも少ない金額が手元に戻ってくることを言います。

債券投資のデメリット

利息がもらえて期間も決まっている債券ですが、マイナスな面もあります。主なデメリットは以下の2つです。

  1. リスクがまったく無いわけではない
  2. 信用力の高い債券は金利が低い

リスクがまったく無いわけではない

資産運用商品にはリスクがつきもの。債券投資は低いリスクで運用できますが、まったくリスクが無いわけではありません。

債券は主に、「どこが発行しているのか」によって、リスクの大きさが異なります。

万が一、発行元の企業が業績不振・倒産などに陥った場合は、利息収入どころか元本が割れてしまう可能性もあるのです。

これを「信用リスク」といいます。

国や地方公共団体は、経済破綻する可能性が低いため、信用リスクも低くなりますが、民間企業の場合はあり得ない話ではありません。

信用リスクを避けるためにも、債券は信用度の高さをもチェックしたうえで購入することが望ましいでしょう。信用度の高さを表す指標に「格付け」というものがあり、以下の項目で解説しています。

また、発行元が日本国内ではなく、海外の場合は、日本円と海外の通貨を両替する「為替レート」の影響も受けます。もし、買った当初よりも為替レートが悪くなっていれば、損失が出る可能性もあるのです。

これを「為替変動リスク」といいます。このリスクを避けたいのであれば、国内債券の購入を検討しましょう。

信用度の高い債券は金利が低い

上記で国や地方公共団体の信用リスクは低いと説明しましたが、信用度の高い債券は金利が低い傾向にあります。

例えば国が発行している「個人向け国債」の現在の金利は、「3年」・「5年」・「変動金利」すべてにおいて「年率0.05%」です。(2020年10月現在)

銀行の定期預金利率が0.01%のところも多いため、銀行と比較すれば高いのですが、魅力的な金利とは言えません。

債券投資の種類

では、債券投資の種類を「国債・地方債」「社債」「投資信託」に分けて説明していきます。

国債・地方債

上記の項目でも軽く触れましたが、国が発行している債券を「国債」、都道府県や市町村などの、地方公共団体が発行している債券を「地方債」といいます。

金利の低さがデメリットですが、元本割れするリスクは非常に低いため安心感があります。

「銀行の定期預金の金利に満足できない」「企業が発行する債券のリスクが怖い」という考えの人に向いているでしょう。

社債

企業が発行している債券が「社債」です。
国債・地方債と比較して信用リスクが高いので、金利も高く設定されている傾向になります。

社債は多くの企業が発行していて、業種や規模もさまざま。信用度を見極めることは大変です。そこで社債を選ぶ際によく使われている指標が「格付け」。

格付けとは、格付け会社が公表している、信用度を表す指標です。格付けが高い企業ほど、利息をしっかり支払い、償還日にお金を返してくれる可能性が高いということが分かります。

社債を購入する時は、金利の高さに惑わされず、格付けや企業の業績について調べることをオススメします。

複数の発行元に投資できる「投資信託」

投資信託には以下の3つの特徴があります。

  1. 少額からできる
  2. 複数の発行元に分散投資ができる
  3. 投資のプロが運用する

少額からできる

債券によって異なりますが、国債や社債の購入には数万円以上の資金が必要です。投資信託の場合は、100円から購入できるものもあるため、気軽に運用を始めることができます。

複数の発行元に分散投資ができる

債券には信用リスクがあることを説明してきました。もし1社だけの債券を買っていた場合、その企業が倒産してしまったら、大きな損失に繋がってしまうでしょう。

そこで、1社だけではなく複数の企業にお金を分けて投資をすることで、1社だけの業績に左右されず、安定した運用をすることができます。

このことを「分散投資」といい、分散投資は資産運用の基本です。

投資信託は、多くの投資家からお金を集めて、複数の企業に分散投資をするしくみ。1つの商品を買うだけで、複数の企業の債券を持つことができるため、個人で1社だけの債券を買うよりもリスクを減らすことが可能です。

投資のプロが運用する

債券を買う際は、企業の格付けや業績などの情報をよく調べる必要がありますし、もし途中売却による利益を狙う場合は、こまめに経済状況をチェックしなければいけません。

ただ、「どの債券に投資をすればよいのか」・「いつ売却すればいいのか」を自分で考えるのは大変ですよね。

投資信託は、ファンドマネージャーと呼ばれる運用のプロが、投資家に代わって企業の選別や債券の売却をしてくれます。

「自分で企業の情報を調べることが難しい、そこまで投資にかける時間が無い」と思っている人は、投資信託が向いているでしょう。

運用初心者にオススメなのは「投資信託」

投資信託

ここまで、債券投資のしくみや種類について説明してきましたが、初心者が安定運用するうえでオススメな方法は「投資信託」です。

上記で解説した通り、少額からさまざまな発行元へ投資ができるため、「試しにやってみたい」と思っている人にとってハードルが低い運用方法でしょう。

どのような国・企業へ投資をするかは、商品によって違い、債券の投資信託は、大きく分けて以下のようなものがあります。

国内債券型

日本国内の債券を中心に投資。為替の変動リスクが無いためリスクが低いが、短期間での大幅な利益は狙いにくい。

先進国債券型

政治・経済面で安定している先進国が発行している債券への投資。
信用度が高いため、新興国に比べて金利は低いが、その分安定した運用ができる。(例)日本・アメリカ・ドイツ・オーストラリアなど

新興国債券型

今後高い成長が期待されている国が発行している債券への投資。
高い金利設定が魅力的な反面、信用リスクがあるため値下がりする可能性も高い。(例)中国・インド・ロシア・トルコ・ブラジルなど

海外債券を含む商品には、為替の変動リスクが伴いますので注意しましょう。また、先進国と新興国の債券にまとめて投資できる商品や、1つの国の債券だけに投資できる商品、債券だけではなく株式や不動産を含んでいる商品なども販売されています。

例えばインド債券・ブラジル債券など、新興国1か国のみの商品は、急激な成長による値上がりが期待できる反面、高い信用リスクがあるので、お金の配分をよく考えたうえで投資するようにしてくださいね。

まとめ

以上、債券投資について説明してきました。債券投資は資産運用の中でもリスクが低いため、運用初心者やシニア世代にとって挑戦しやすい運用方法です。

株や不動産が怖いと思われている人は、まずは債券投資から始めてみてはいかがでしょうか。

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