宅配弁当とは?高齢者目線でメリット・デメリットを具体的に解説

医療進歩などのおかげで人間の寿命が100年という時代になってきています。
出来れば最後まで、お医者さんや薬の世話にならずに寿命を全うしたいものです。

さて、人間は20歳代までは成長期で細胞もドンドンと新陳代謝されます。
若い身体はエネルギーを盛んに消費して新陳代謝を繰り返す時期です。
内臓や体温コントロール、様々な生命活動を司る自律神経も興奮系である交感神経が優位に活動します。
しかし、30歳代、40歳代になると新陳代謝のスピードが低下し、エネルギー消費量が下がってきます。この時期に20歳代までと同じ様な食事や生活習慣を続けると身体を壊すことがあります。

なので食生活は年齢とともに臨機応変に変えて行くべきです。

歳を重ねるということは、当然ですが親も歳を重ねる訳で、70代や80代になると「介護」というものが、だんだんと現実味を帯びてきます。

そこで今回は高齢者の食について「宅配食・弁当」にスポットライトを当てながら考えて行こうと思います。

作り立てのお弁当を、自宅へ直接届けてくれる宅配弁当サービス。
栄養バランスの整った料理が手軽に食べられるため、一人暮らしの高齢者を中心に需要が高く、利用者が増えています。

離れて暮らす高齢のお父さまやお母さまの食事のために、利用を検討したほうがいいのかなと悩む一方で、具体的にどのような良い面・悪い面があるのか気になる方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、宅配弁当とはどんなサービスなのか、高齢者目線でのメリット・デメリットについて解説していきます。
毎日の食事のサポートとして宅配弁当を利用するべきかどうか、ぜひ考えていきましょう。

宅配弁当とは?

宅配弁当とは、電話やインターネットで注文するだけで、作り立てのお弁当を指定した日に自宅まで届けてくれるサービスのことです。

弁当というと揚げ物や白ご飯たっぷりでカロリー・糖質量が高いものをイメージされる方もいると思いますが、宅配弁当は栄養バランスの整った健康的なメニューであることが特徴です。

業者によって、冷蔵もしくは常温のお弁当を毎日手渡しで届けてくれるところもあれば、冷凍のお弁当をまとめて宅配便で配送してくれるところもあります。
日替わり・季節限定メニューを作っている業者も多く、飽きが来にくいところも魅力の1つです。

宅配弁当のメリット

宅配弁当サービスを利用するメリットを5つ説明します。

買い物・調理不要!すぐに食べられて後片付けも楽

高齢になると、食材の買い出し・調理が体力的に負担になります。それに包丁や火を使うことでケガをしてしまう心配もあるでしょう。
そのような手間や危険を減らせることが、宅配弁当の大きなメリットです。

お弁当が直接自宅に届くことで、重たい思いをして荷物を運んだり、車の運転をしたりする必要がなくなります。
また、電子レンジで温めるだけのタイプが多いため、すぐに食べることができ、空箱はゴミ袋に捨てるだけなので後片付けも簡単です。
時間に余裕ができ、いつもよりゆっくりと食事を楽しむことができるでしょう。

健康状態に合った制限食が選べる

高齢になると、噛む力が弱くなる方や、糖質・塩分などを控えた食事をしなければいけない方が増えます。
健康状態に合わせた食事を毎日作り続けることはとても大変ですし、味覚を感じにくくなっている場合、調味料を足しすぎて濃い味付けになりがちです。

宅配弁当はそのような方々に対応した制限食を用意している業者が多いです。
例えば噛む・飲み込む力が弱くなってきた方向けに、柔らかく調理されたお弁当や、糖質・塩分・カロリー・タンパク質が一定の基準を超えないように作っているお弁当があります。
ご自身に合ったタイプで日々の健康をサポートすることができますよ。

おかずのレパートリーが多く毎日の食事が楽しみになる

日々の食事はマンネリ化しやすいものです。
高齢者にとって毎日似たようなメニューが続くと、食べる楽しみが減って食欲の低下に繋がることもあります。

宅配弁当は飽きが来ないようにおかずのレパートリーが多く、1食分に使われている食材の数も豊富。
また、業者によっては管理栄養士が献立を考案しているため栄養バランスもバツグンです。

「今日はどんなメニューかな。どのおかずから食べようかな」と考えることや、「美味しい!」と思うことが脳へのいい刺激にもなります。
毎日の食事が楽しみになり、食欲が増すことも期待できるでしょう。

手渡しタイプで高齢者を見守れる

高齢者は急に体調が悪くなることや、転んでケガをする可能性が高いです。
離れた場所に1人で暮らす高齢のご家族がいる方は、毎日元気で過ごしているか心配になると思います。

宅配弁当サービスは、安否確認も兼ねてお弁当の手渡しをしている業者もあります。
家族が頻繁に様子を見に行けない分、配達員の方に見守ってもらえると安心ですよね。
毎日軽く会話をすることも、いい刺激になるかもしれません。

冷凍タイプは長持ちし、好きなタイミングで食べられる

「いつもは自炊をするのに今日は体調が悪くて買い物に行けない・・料理ができない・・」などなどそんな時に便利なのが、冷凍状態で届く宅配弁当です。

MEMO
常温・冷蔵のお弁当と比較して、冷凍タイプは賞味期限が長いため長期保存できることがポイントです。

期限を気にして早く食べる必要はありませんし、まとめて買って冷凍庫にストックしておけば体調不良時や悪天候で外出できない時の非常食として活用できます。

宅配弁当のデメリット

利用する前に知っておきたい宅配弁当サービスのデメリットを5つ紹介します。

自炊するより割高になる

業者によって、お弁当の価格に加えて送料がかかる場合もあり、自炊するよりも1食あたりの価格は割高になりやすいです。
ただ、その分家事負担が減るなどのメリットが多いため、生活を楽にするための必要経費だと考えてみてもよいでしょう。

また毎日・毎食は利用せずに、自炊も組み合わせれば節約することができます。
業者やお弁当の種類によって価格が変わりますので、よく確認して利用先を検討してみてくださいね。

配達時は基本的に在宅している必要がある

家にいる予定だったけれど、急用で外出しなければいけないこともありますよね。
毎日手渡しでお弁当を受け取るサービスを利用する場合は、決められた時間に基本的に在宅している必要があります。

留守にするときは専用の保冷BOXに入れてもらえる等の方法もありますが、外出が長時間になってしまうと料理が痛んでしまうかもしれません。
相談をすれば何か対応してもらえるかもしれませんので、不在時のことについて事前に業者に確認をしておきましょう。

インターネットを使用しなければいけない場合もある

宅配弁当の注文は電話でも対応できるところが多いですが、中にはインターネットでの会員登録が必要な業者もあります。
インターネットを使い慣れていない高齢者の場合、注文が難しいと感じてしまうかもしれません。

ただ、24時間注文手続きができたり、期間限定メニューなどの新しい情報をすぐにチェックすることもできたりと、インターネットは利便性が高いです。
これを機会に使ってみるか、登録や注文は他のご家族が担当してあげてもよいでしょう。

苦手な食べ物に対応できない

苦手な食べ物やアレルギーがある人もいますよね。
ですが、そこまでは対応できないところが多く、業者によって配達されるまで詳しいメニューが分からないところもあります。

食べられない物が多い方は、注文する時点でメニュー・材料の詳細が分かる業者を利用したほうが苦手な食べ物を避けることができます。

届くまで時間がかかる場合がある

宅配弁当は注文当日には受け取れず、数日後になる場合が多いです。
ピザや寿司などの、注文したらすぐに届けてくれる一般的なデリバリーと同じ感覚で利用すると、配達までの時間が長いと感じてしまうかもしれません。

配達までにどれくらいの時間がかかるか事前に確認し、いつ・個数のお弁当が必要になるか計画して利用することが大切です。

まとめ

ここまで宅配弁当サービスのメリット・デメリットについて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

毎日の食事は日々の健康を支える大切なものです。
宅配弁当を利用することで、調理や片付けの手間が省け、ゆっくりとリラックスして食事を味わうことができます。利用したことが無い方は、一度ご自身に合っているか試してみてもいいかもしれませんね。