小春日和に風にゆらゆら揺れている「コスモス」を見ると秋を感じる

コスモスは、秋を代表する花の一つです。漢字では「秋桜」と書き、俳句の世界では秋を表す季語の一つにもなっています。秋風にそよぐコスモスを見ると、秋の訪れを感じますが、皆さんはどれだけコスモスについてご存じですか?

今回は、知っているようで知らない身近な花、コスモスについてまとめてみました。

コスモスとは?

メキシコ高原が原産の、キク科の花です。一年草で茎はなんと高さ2~3メートルにもなるそう。花の大きさは、直径約6~10センチ。花びらの数は8個です。通常一重咲きですが、品種改良により八重咲きの品種や花びらが丸まったものなど、バリエーションが出てきました。花が咲く時期は秋ですが、6月から咲く種類もあります。

日本人にとって見慣れた、素朴でありながら見る者に癒しを与えてくれる、可憐な花です。

なんで「秋桜」って書くの?

キク科の花である、コスモス。「秋桜」と書くけれど、桜は全く関係ありません。実は、「コスモス」に「秋桜」と言う字を当てるようになったのは、割と最近のこと。

1977年にさだまさしさんが作詞作曲をした「秋桜(コスモス)」と言う歌があります。山口百恵さんが歌い、大ヒットしたこともあり、この曲から「コスモス」を「秋桜」と書くようになったというのが大きな理由と言われているのです。

春を代表する花である桜にちなみ、秋を彩るコスモスを「秋の桜」=「秋桜」と表現するなんて、日本人らしい素敵な感性ですね。

コスモスの歴史

爽やかな秋晴れのイメージの強いコスモスですが、もともとは熱帯アメリカ原産。メキシコからスペインへ渡り、マドリード王立植物園へ送られ、その名前をコスモスと名付けられました。

日本には1879年(明治12年)に入ってきたそうで、意外と日本での歴史は浅いのです。しかしながら、とても繁殖力が強いので、河原や土手、路地裏などでも自生し、どんどん増えていきました。もともとはメキシコの高原で見られた花であったコスモスですが、今ではすっかり日本の秋の風景の一部になっています。

どんな種類があるの?

実は、コスモスはたくさんの種類がある植物です。主にオオハルシュンギク(春車菊)、チョコレートコスモス、キバナコスモスの3種類に分類され、その3種から生まれた勾配種が数多くあります。

日本でよく見るコスモスは、オオハルシュンギクがほとんどです。

コスモスの花言葉

「コスモス」とはギリシャ語で、「秩序」「調和」「美しい」を意味するKosmosに由来しています。

そんなところから来たのか、コスモスの花言葉は、「乙女の純真」「真心」となっています。その他、白いコスモスは「優美」「美麗」、赤いコスモスは「乙女の愛情」、ピンクのコスモスは「乙女の純潔」、黄色のコスモスは「野生の美しさ」などで、プレゼントに贈るのにもぴったりですね。

でも、一色だけ注意!茶色いチョコレートコスモスだけは、花言葉が「恋の終わり」なので、恋人へのプレゼントに贈るのには注意が必要ですよ。

育て方は?

日当たりと水はけが良ければ比較的やせた土地でも生育します。また、一見細くて繊細な花に見えますが、とても生命力が強く、台風などで倒されてしまっても、また立ち上がって花をつけるほど。

秋のイメージが強いコスモスですが、開花時期は6月から11月と比較的長いです。種類によって異なり、7~8月に咲く夏咲き、9月に咲く早咲き、10~11月に咲く秋咲きと3つに分けられます。それぞれの種類のコスモスを植えれば、長い期間コスモスが咲くのを楽しめますね。

またコスモスは、もともと2メートル程の丈に成長する背の高い植物です。風などにより倒れてしまいやすいので、支柱を立ててあげるか、沢山ある場合にはビニールテープや紐を張って支えにするなどが必要です。

切り花のコスモス

残念ながらあまり花持ちが良いとは言えません。しかしながらそれを分かったうえでご注文をしてくれるお客様は結構いるので、人気の高い花である事は言うまでもありません。

あろき

季節限定という感じの花ですので、ここら辺も人気の一つかも知れませんね。

コスモスを見に行こう!

東京近郊の、コスモスの名所を探してみました。

*国営昭和記念公園(東京都立川市緑町3173)

とても広々とした公園に、四季折々の花が楽しめます。秋にはもちろんコスモスも!

*くりはま花の国(神奈川県横須賀市神明町1)

見渡す限りのコスモス畑が見られます。アスレチックもあるので、お子様も楽しめますね。

*あけぼの山農業公園(千葉県柏市布施2005-2)

春にはチューリップ、秋にはコスモスが一面に咲き乱れます。風車もあるので、写真に撮っても素敵です。

*吹上コスモス畑(埼玉県鴻巣市明用)

荒川の土手を超えると一面に広がるコスモス畑は、圧巻の一言です。

まとめ

日本の秋を代表するコスモス。都心では無理かも知れませんが田舎なら結構その辺にも咲いていてかなり身近な花です。その歴史や花言葉の由来を知ってみると、また一層身近に感じますね。

皆さんもぜひ、秋晴れの空にそよぐコスモスを見て秋を感じて下さい。

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