入居金が高すぎる!年金暮らしの低所得者に有料老人ホームの入居は無理だろうか?

「入居金が高いので驚いた」「年金暮らしの低所得者に有料老人ホームには入居出来ない」という声を耳にしたことはありませんか。
ならば公的施設なのですが、要介護3以上の人が入居出来る特別養護老人ホームは人気が高く、数年待っても入居できる保証はありません。

状況的に待てるのであれば費用的にも安価な特別養護老人ホームの順番を待ちたいところですが、これが「待ったなし」の状況の場合いつ順番が回ってくるか分からない特別養護老人ホームの入居を待つことはかなり辛いのが現状ではないでしょうか。

今回は一般的に入居料が高いと言われる有料老人ホームですが、平均的な年金暮らしの人でも入居は可能だろうか考えていきます。

MEMO
入居一時金の必要のない民間施設もありますが、今回はあくまで入居一時金がある場合としての記事となります。

年金平均額

入居金の元手となる公的年金ですが、平均受給額がいくらなのかを知ることは老後の生活設計の基本ですね。

1.国民年金

20歳から60歳まで40年間保険料を満額支払ったとして、1人1カ月約6万5141円です。
しかし実際の平均受給額は1か月約5万5708円となっていいます。
また自営業の人は約5万1901円とさらに低い金額になっています。

2.厚生年金

厚生年金の平均受給額は約月14万3761円です。
ただし、男女比が大きく、男性の平均が約16万3840円に対して女性は約10万2558円で男性は女性の1.6倍の受給となっています。
昔の女性は、会社員として厚生年金に加入していた期間がとても少ないためと考えられます。

有料老人ホームの平均入居金

有料老人ホームに入居したい場合、入居一時金と呼ばれる初期費用と月々の利用料の2種類を用意する必要があります。

1. 入居一時金

入居一時金の平均額は全国的に約113万円前後です。
かなり高額なので、分割で月々に上乗せして支払うプランを設けている所もあります。
なので月額費用は高額になりやすいです。

また富裕層向けの介護付き有料老人ホームは、入居一時金が数若万~数千万にも及ぶところもあります。
ちなみに入居一時金の中央値の平均は約48万円となっています。

2. 月々の利用料

有料老人ホームの月々の利用料の平均は、約21.4万円前後です。
中央値は約19.4万円となります。
利用料以外にもかかるので、毎月約25万円前後を用意する必要があるようです。

年金だけで入居できる老人ホームは?

年金の平均額を見る限り、年金だけで有料老人ホームに入居するのは難しいかも知れません。
ここからは、年金暮らしでも入居できる老人ホームがあるのかを探していきます。

住宅型有料老人ホーム

年金暮らしで有料老人ホームの入居はむずかしいと言いましたが、住宅型と呼ばれるタイプの有料老人ホームのなら検討の余地がありそうです。
施設の数が少ないのですが、自立している人なら可能と言えます。

入居一時金の中央値は約7.2万円、月々の利用料の中央値は約12.1万円程度です。
ただし介護保険サービスの利用が要介護度別に定額となる介護付きとは違い、住宅型は利用した分だけ自己負担となるので、介護サービスを利用する必要が出た場合は住み替えを検討した方がいいかもしれません。

グループホーム

もし認知症と診断とされていて、地元の施設を検討できるなら「グループホーム」がおすすめです。
なぜなら入居一時金のない所が多いからです。
ただしおすすめといっても、月々の利用料は約15~30万円程度かかりますので、この辺は検討の余地ありというところでしょうか。

 生活保護を受けているが入居は可能か?

結論から言えば可能です。
低所得者で一人暮らしや援助してくれる家族がいない場合、生活保護を受けることで老人ホームに入居することも出来ます。
ただし自治体から資力調査を受けて認定される必要があります。

まとめ

  • 年金だけで介護付き有料老人ホームに入居するのは難しい。
  • 貯金や家族の支援を受けて介護付き有料老人ホームにするのか、年金だけで賄える他の施設にするかの選択になる

迷いなく介護付き有料老人ホームに入居できる人は多くありません。
その時の状況に合わせて選べるよう、いくつか選択肢を持っことも重要です。

また入居とは違いますが、在宅ベースで時々宿泊も可能なら、小規模多機能型居宅介護やショートステイの利用も検討してみてください。

ただしそれぞれに条件があるので、まずはケアマネージャーに相談してみましょう。

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