特養は順番待ち?比較的安価で入居できる民間施設は?

「うちのおばあちゃん、特養の順番待ちなの」という話を聞いたことがありませんか?

2020年現在も、特養の入居を待つお年寄りの数は多く、どこも数百人待ちは当たり前の状況です。
料金が安いので、「終の棲家」として、特養は人気の施設です。

ですが何もしないで「特養待ち」をしているならば、特養の順番待ちはキープしつつ、比較的安く入居できる施設を探してみるのも良い方法かも知れません。

今回は、特養の順番待ちと、その他の比較的安価で入りやすい施設について解説します。

特養の順番待ちとは

自宅で介護していると、「特養の順番待ち」という状態になることがあります。

自立していたお年寄りも歳を重ねるごとに徐々にデイサービス、ショートステイ、老健などのサービスを利用するようになり、家族だけで介護することは難しくなってきます。
家族が一生懸命介護しても、疲れて共倒れになっては大変です。

体調の悪化が進むにつれて、やがて家族は「どこか安心して預けられる施設に入れようかな」と考えると思います。
そこでケアマネと相談して、特養に申し込みするのですが、そこですんなり入れることはなかなかありません。

待機者数百名なんてことも…。

こんなケースはざらにありますので家族は、他の施設を探すか、他のサービスでつなぎながら入居の声がかかるのを待つことになります。

民間施設は割高

特養の安さの理由は施設の性格にあります。
社会福祉事業として運営しているので、営利目的ではありません。

民間施設とは違い、国から補助金をもらったり、税金優遇を受けたりしているので経営は安定し、安くて質の良いサービスが提供できるのです。
また介護保険施設でもあるので、原則要介護3以上の方は介護保険が適用され所得によっても料金が設定されているので、非課税や生保の人でも入居できます。

それに比べ、民間の有料老人ホームでは、毎月20万以上の料金がかかります。
その他、入居の際にかかる数百万の一時金など、金銭的な負担が大きいので、経済的に恵まれた人でないと入りにくい現実もあります。

※一時金のない施設もあります。

比較的安価な民間施設も

特養は介護保険でまかなえる、一番安い施設です。
でも家庭の経済状況によってはの限定付きですが、他にも比較的安価で入居できる民間施設もあります。

「サービス付き高齢者住宅(サ高住)

60歳以上の方が入居できます。
初期費用は数十万ですが、毎月の料金は5~25万と立地条件によって異なります。

「特定施設入居者生活介護」の指定を受けているサ高住なら、要介護状態でも介護を受けられるのが利点です。

ケアハウス(介護型)

60歳以上、要介護度1以上で身寄りがない方が入居できます。
初期費用は数十万~数百万、毎月15~20万ほどの料金になります。

特養の順番は先着順とは限らない

「順番待ち」というと、一列に並んで前の人から順に呼ばれて入居するようなイメージを持つかもしれません。
でも実際は、そうとも限らない場合があります。

特養では、年に一度待機者に「意向調査」を行い、今後も一年間待機するかどうかの意思を確認することになっています。
この時点で、途中で亡くなった人や他の施設へ入居が決まった人は除かれ待機者リストは更新されていきます。

また、特養は公的サービスですので、ネグレクトを含む虐待の恐れがある人や金銭的に切羽詰まった人、住むところがなくなってしまった人などが緊急性を考慮されて入居の優先順位が上がることもあります。

「待機者数百人」と聞いても、完全にあきらめることはありません。
実際1年2年と時間がかかる場合もありますが、デイサービスに通いながら無事入居していくことはよくあります。

まとめ

  • 特養の順番待ちは避けられないが、家庭の経済状況によって入れる民間施設もあるので、探してみるのがよい。
  • 特養の順番待ちは、待機者の状況に応じて柔軟な面もあるので、諦めずに申し込むのがよい。

とりあえずまず適切な施設選びをするためには、恥ずかしがらずにケアマネに具体的な経済状況を打ち明け、介護資金などの相談をすることから始めて見ましょう。

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